置かれた場所で咲きなさい。
もういう必要のない有名な本です。
いうことはわかります。ただ、それが出来る人と出来ない人がいます。僕はその後者です。
仕事を始めた時はそのような気持ちがありました。
・会社を良くしよう
・社会を良くしよう
とかキラキラしてました。
しかし、お決まりのことですが、置かれた場所で咲こうとしても一向に咲かないのです。自分なりに努力しているつもりなのですが、どうも違うのです。
まあ、いわば上司が求める方向が違うということです。その方向がどうやっても自分と合いません。
置かれ場所で芽が出ないとわかってくると徐々に腐っていきます。周りからかけられた甘くて甘美な言葉をいくつか紹介します。
「指示待ち状態になってるな」
「殻に閉じこもるな」
「中堅なんだから」
「もっと積極性を出せ」
とオブラートに包んでみましたが、僕からすれば「よーいうわ」でした。僕なりにこの言葉を解釈すると
「指示待ち状態になってるな」
→ええ、余計なことをするとお怒りになるでしょ?
「殻に閉じこもるな」
→上に同じで余計なこと・・・以下略
「中堅なんだから」
→まだ昇任早くないかと思ってますよね、あなた。
「もっと積極性を出せ」
→余計なことするな、て言うでしょう、あなた。
わが社は保守的です。真新しいことをしようとすると袋叩きに会います。そんなくせに、表面的には「新規事業をしろ」とか「革新的なことを」などと妄言します。
昔ですが、年度当初の訓示で
「自分の意に沿わない場所に配属になっても、頑張っていれば、いつかは周りから評価されて、次につながっていきますので頑張っていきましょう」
と言われて思いました。
「頑張るといっても努力は嘘をつきますよ。正しく努力しなければいくらやっても無理ですよ」
金蔵10年は超えますが、頑張ったこともありますが、一度も評価されたことはありません。それが全てです。
とはいっても、置かれた場所で腐るだけでは辛いだけです。
置かれた場所で牙を磨きなさい
職場以外で輝きを求めるということです。いまはアーリーリタイヤをする、そのためのお金を貯め、そしていつか辞表をたたきつけるではなく、ニヤニヤしながら渡す、ということです。
腐るだけも良かったですが、目標が無い状態だと辛いだけです。
腐るとドンドン腐っていき、会社での居心地も悪くなっていきます。ですが、それに抵抗しようという気持ちも起きてこなくどんどん居心地が悪くなっていきます。
そんな状態よりも、内心牙を磨きながら、いつか噛みついてやるぞ、と思っていた方が何となく精神的に楽です。
いつかは辞めてやる。みてろよ、
そんな牙を磨きながら今日も社畜人生・・・